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あなたの生活はアートと繋がっているでしょうか?

古く日本家屋では床の間があり掛け軸や書が掛けられ季節の花が生けられました。しかし、現代の生活ではなかなかそのようなアートとの関わりは困難です。では、どのように繋がることができるでしょうか?画家は制作をするなかでさまざまな繋がりを考えます。モチーフと画家の関係、鑑賞者と作品の関係、作品が生み出す人との繋がり。作者が作品に込めた思いを知ることで案外、身近な繋がりを見つけることができるかもしれません。

鴨江アートセンターではレジデンスプロジェクトに参加した3名のアーティストによる成果発表として『つなげる絵画』展を開催いたします。レジデンスによって3名のアーティストが絵画を通してどのような繋がりを作ったのか是非ご高覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左から

明石雄
赤い糸?Red thread?/2019/染めた砂、ホットボンド、樹脂、カンバス、木製パネル/162×132×25cm

築山弘毅
Coin Rendezvous/2019/200×100cm 2枚組  ※過去作品

平川恒太
森の茶会–樽山の滝(秋)/2019/アクリル、油彩、キャンバス、パネル/164×44.5×4.8cm

 


<展覧会>
会期:2020年2月14日(金)~24日(月・祝)12:00~19:00  ※2月17日(月)休館
会場:浜松市鴨江アートセンター101、102、103、104号室(浜松市中区鴨江町1番地)

<トーク>
アーティストトーク「つなげる絵画」
絵画史や社会など様々なものに繋がることで芸術は存在します。出展アーティスト3名が制作にあたり考える“繋がり”について語り合います。また、ゲストに浜松市において美術館や様々な文化活動を手がける平野美術館(評議員)平野修氏をお招きしアートによる地域の繋がりについて対談いたします。

アーティスト:明石雄 築山弘毅 平川恒太
ゲスト:平野修(公益財団法人平野美術館評議員)

日時:2020年2月15日(土)16:30~17:30
会場:浜松市鴨江アートセンター102、103号室
定員:20名(先着順)
申込方法:”日時とイベント名を明記の上、氏名、ふりがな、電話番号、高校生までは学年・年齢、お申し込みのきっかけ”を添えて、Eメール(k.a.c@kamoeartcenter.org)または電話(053-458-5360)で浜松市鴨江アートセンターまでお申し込みください。

<オープニングレセプション>
出展アーティストを囲みささやかなオープニングパーティーを行います。どなた様でもご参加可能です。名刺をご持参ください。*名刺がない場合は受付でお名前とご住所をいただきます。
2020年2月15日(土)18:00~
会場:浜松市鴨江アートセンター102、103号室

<お茶会>
101号室にて平川恒太さんの作品‟森の茶会”を前にお茶会を開催します。
協力:NPO 法人掛川の現代美術研究会

『森の茶会-抹茶』
2 月16 日(日)13:00~、14:30~、16:00~(定員各8名)参加料500円
“森の茶会”の作品鑑賞を行いながらキャンプ用品を用い季節やアートを感じお茶会を行います。美術鑑賞とお茶会の共通点を探ります。
講師:山本和子(裏千家)、平川恒太(現代美術家)

『森の茶会—煎茶』
2 月22 日(土)13:00~、14:30~、16:00~(定員各8名)参加料500円
“森の茶会”の作品鑑賞を行いながらキャンプ用品を用い季節やアートを感じお茶会を行います。天竜茶など地元のお茶を飲み比べながらアートやお茶について語り合います。
講師:藤田早春(静風流)、 平川恒太(現代美術家)

申込方法:”日時と茶会のタイトルを明記の上、氏名、ふりがな、電話番号、高校生までは学年・年齢、お申し込みのきっかけ”を添えて、Eメール(k.a.c@kamoeartcenter.org)または電話(053-458-5360)で浜松市鴨江アートセンターまでお申し込みください。


【作家在室日】※休憩等で席を外している場合があります

明石:2/14(金)、2/15(土)、2/24(月・祝)
築山:2/14(金)、2/15(土)他
平川:2/15(土)、2/16(日)、2/22(土) 他随時Twitterで情報公開

 



アーティストプロフィール


 

 

 

 

 

 

 

 

 

明石雄 Akashi Yu

1983年 静岡県掛川市生まれ。東京芸術大学修士課程修了、「すべての絵画の表面にはノイズがある」という活動初期より持っていた自身の絵画論をベースに、絵画に対する分析的な手法を用い、宙吊りのカンバスに向かって制作している。主な受賞歴、2018年アーティストインレジデンス賞 2008年アートアワード東京準グランプリ

「メディウムという概念の考察」
絵画に用いるメディウムとは膠や樹脂、水や油など顔料の接着を助ける透明な媒介物である。またメディウム≒メディア(媒体)は、本来姿を留めない音や色などの情報にボディを持たせるものであり、例えば霊媒師の体も正にメディウムであると言える。さらにはこの現象世界の一切をメディウム(媒介物)という視点から眺めれば、万物は境目がなく繋がっていると感じられる。そのような広義におけるメディウムを作品にしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

築山弘毅 Tsukiyama Hiroki

1983 年岡山県生まれ。東京芸術大学大学院日本画修了。その後ドイツへ渡り、シュトゥットガルト美術アカデミー・ホルガー・ブンク教授クラスにて現代絵画を学び、修了する。2019 年から岡山を中心に活動。金融市場を通して社会と人々の関係を絵画として記録する。2019 年I 氏賞大賞受賞

浜松の地で生まれる製品は世界に広く知られており、この地で生活する人々は、この産業を途絶えることなく、人から人へバトンを渡し発展させています。そしてその産業は人々の暮らしや未来を支えています。私はこの人々の営みを独自の角度で観測し、可逆可能な記録媒体として絵画に保存しました。この絵画を通して、人々の営みを追体験させるとともに、現在の私たちとの繋がりを実感させるきっかけになることを試みます。

 

 

 

 

 

 

 

平川恒太 Hirakawa Kouta

1987年 高知県生まれ。東京芸術大学修士課程修了、絵画作品を中心に絵画史や歴史画などを題材とし、現代社会に言及する絵画を描き出す。主な展覧会,受賞歴:2018 「カタストロフと美術のちから展」 森美術館 、2013「アートアワードトーキョー丸の内」三菱地所賞。

『森の茶会』シリーズでは、本来、捕食関係にある動物たちが同じ水辺に集まり水を分かち合います。お茶会では武士も躙り口の前で刀を置き、丸腰で部屋に入り同じお茶を分かち合います。お茶会の作法から平和の美学を感じ制作しました。本展ではお茶を通して地域の自然やコミュニティーをつなげる絵画作品を展示します。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


浜松市鴨江アートセンター制作場所提供事業 アーティスト・イン・レジデンス成果発表
浜松市鴨江アートセンター制作場所提供事業 アーティスト・イン・レジデンス賞


 

イベント情報

開催日 -
開催時間 12:00~19:00 ※2/17(月)休館のため展示室閉室します
会場 鴨江アートセンター
主催 浜松市鴨江アートセンター(指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ)

プロフィール