表記において鴨江アートセンターで開催されているCare展を紹介する記事が掲載されました。
記事の中で副館長があたかも「このような治療があることを知ってほしい」という趣旨の発言をしたことが書かれていますが、副館長は「治療」という言葉は一切使っていません。治療とは医療行為を指しますが、ファシリティドッグにしろホスピタルアートにしろ、治療を目的とした医療行為ではありません。
Care(ケア)とはあくまでも患者の心にに寄り添い、癒し、励ますことを目的とした行為です。医療現場において医療行為としての治療だけでなく、それを補完するものとして、患者の生活の質の向上に必要なのではないかということで注目されています。
治療とケアは厳密に分けて考えるものであり、そこをぜひご理解いただきたいと思います。
2017年2月26日 鴨江アートセンター館長 桧森隆一