鴨江アートセンター1階ロビーの壁面には、アーティストの夏目とも子さんが手がけた作品『鴨江の壁2017ロビー -行き交う場所-』があります。
ロビー中央の壁は、夏目さんの手によって幾層にも色の層が塗り重ねられているのです。
今回、8年ぶりに来館者のみなさんの手でゆっくりと壁を削り、その色の層をあらわにします。
めぐりめぐる月日の流れに思いを馳せつつ、過去から今へと続く時間に「さわって」みませんか?
【夏目とも子コメント】
2017年に鴨江アートセンター1階ロビー正面の壁に色を重ねた後、行き交う200名近くの方々が30cmの線を刻み繋げた作品。
その後埋め戻しを行い、8年間、壁は色と図像を埋設した状態でした。時間や人の記憶を「めぐる」企画として再び壁を削ります。
今回のアプローチはゆっくりとじわじわと。彫刻刀ではなく紙ヤスリを使います。2017年に削った方はかつての記憶へと巡り、初めての方はここから新たな記憶を巡らせる、そんな機会になればと思います。
(夏目とも子)
『鴨江の壁2017ロビー -行き交う場所-』について
ウェブページリンク:https://kamoeartcenter.org/events/kamoenokabe2017lobby/

- 申込不要、当日直接会場へお越しください。
- 先着順です。空きがあればその場で参加できます。
- 汚れても良い服装でお越しください。

《ファシリテーター》
夏目とも子(美術家)
兵庫県西宮市出身、2000年筑波大学大学院芸術研究科修了。場所の持つ時間の堆積、その場所にまつわる人の記憶へ想像を馳せ、ひとの創造の根源と生きる事の関係について考える作品を制作。既存建築物の壁を使った現地制作、主にインスタレーションの手法を使い表現活動を続ける。鴨江アートセンターでは204号室の壁(2016年)と1階ロビーの壁(2017年)を使った作品を制作。
ウェブサイト: https://www.tomoko-natsume.com/
Instagram :@tomoko_natsume

当日は当館内で開催中のアーティストショップ「totte」で夏目とも子さんの作品とグッズを販売しています。

「KAMOE めぐる DAYS」は、ワークショップ、フィルム上映、カフェ、ショップ、食のマーケットなど、鴨江アートセンターと木下惠介記念館で開催する2日間です。
- 会場内の写真が当館ウェブサイトなどに掲載されることがあります。
イベント情報
| 開催日 | 2025年11月29日(土) - 11月30日(日) |
|---|---|
| 開催時間 | 10:00〜17:00 |
| 会場 | 鴨江アートセンター 1階ロビー |
| 参加費 | 無料 |
| 定員 | 同時に最大5名。 |
| 対象 | どなたでも(未就学児は保護者の判断に応じてご参加ください) |
| 主催 | 浜松市鴨江アートセンター・木下惠介記念館 [浜松市旧浜松銀行協会] (指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ) |