浜松出身の木下惠介は日本を代表する映画監督です。木下惠介は映画を作るにあたり、つねに新しい表現に挑戦してきました。本特集では木下惠介が斬新な手法を用いて撮影した代表作3作品を上映します。上映作品の手法をテーマとしたワークショップ「つくって知ろう 木下惠介の映像表現」を同時開催します。
21日:『カルメン純情す』すべてのカットでカメラを傾けて撮影
22日:『野菊の如き君なりき』回想場面では白い楕円形の枠を使って表現
23日:『笛吹川』白黒の画面に形にこだわらず自由に着色
9月21日(土) 『カルメン純情す』
陸軍中将の未亡人や、パリ帰りを売り物にする前衛画家に翻弄される「芸術家」リリー・カルメン。斜めに切り取られたアングルが不安定な社会を写しだす。
9月22日(日) 『野菊の如き君なりき』
「民さんは野菊のような人だ…」久々に故郷を訪れた老人が遠き少年の日々に思いをめぐらす。回想シーンは画面の周囲をぼかした楕円形で表現され、幻想的な雰囲気が醸しだされている。
9月23日(月) 『笛吹川』
戦(いくさ)に翻弄される貧しい百姓一家の年代記。特殊カラーや老けメイク、ロングショットの多用によって、惠介の戦争観が色濃く反映された大作。
【同時開催】
つくって知ろう 木下惠介の映像表現 -KAMOE あける DAYS-
つねに新しい映像表現に挑戦していた映画監督・木下惠介。
その斬新な手法をテーマとしたワークショップ。
21日:斜め - diagonal - 『カルメン純情す』より
22日:枠 - frame - 『野菊の如き君なりき』より
23日:色 – color - 『笛吹川』より
KAMOE あける DAYS内で開催します。
イベント情報
開催日 | 2019年9月21日(土) - 9月23日(月) |
---|---|
開催時間 | ①10:30~ ②14:30~ |
会場 | 浜松市木下惠介記念館 |
参加費 | 無料(途中入退場可) |
定員 | 80名(先着順) |
主催 | 浜松市鴨江アートセンター、木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)[指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ] |
プロフィール
イベント参加について
申し込み方法
受付終了
予約不要。会場へ直接お越しください。