本展覧会は浜松市鴨江アートセンターKamoe Artist Base事業として、同館が協力しています。
くじびきドローイングは2008年にアーティストの乾久子さんによって発案されたワークショップです。くじを引いて出たお題を絵にし、次にくじの言葉を残して誰かと繋がって、社会とアートが柔らかくリンクします。大人も子どもも男も女も、社会にいる様々な人たちが参加して、くじドロ特有の言葉の世界を紡いできました。静岡県内にとどまらず、日本全国に展開中で、多言語でのワークショップも行われました。2022年現在、ワークショップの実施箇所は60箇所を超え、残された作品は8000枚を超えています。
本展では、くじびきドローイングのこれまでの作品すべてをブック型の箱に収めたアーカイブを、どなたでもお手にとってご覧いただけるように展示します。
乾久子さんよりメッセージ
くじびきドローイングのこれまでの作品すべてをブック型の箱に収めました。箱は本の形の引き出し式になっており、開けると、これまでのくじドロで生まれた作品の実物が入っています。
『本』は、ワークショップごとに作られており、通し番号が振られ、ワークショップ名、開催地、実施日がわかるので、自分が参加したワークショップの『箱』を開ければ、作品に再会することができます。複数冊にわたるワークショップはさながら文学全集のようです。
150『冊』の『本』におさめられたくじドロの世界にぜひお越しください。
くじびきドローイングのすべて http;//kujidoro.net
鴨江アートセンターを会場にしたくじびきドローイング
- アウトオブスクール2014
- アウトオブスクール2014その2
- めぐるりアート静岡 ちょっと、ざわざわ、しに行く。
- アウトオブスクール2016
- KAMOEつくるDAYS
- くじびきドローイング これまでのことこれからのこと
- ゆれるアイデンティティ
~ゆるいくじドロ~
会場にスタッフがいるときは、くじびきドローイングをやってみることができます。
【関連イベント】
乾久子『ことばのまわり~10年目を歩く~』報告トーク -Hi again-
3/11(金)19:00~20:30
鴨江アートセンターにて
※予約優先。当日はお席があればご参加いただけます。
乾久子 Hisako INUI
美術家 1958年 静岡県生まれ 東京学芸大大学院修士課程修了
イメージからイメージへと広げていくドローイングを制作の基本とする。国内外での個展グループ展多数。
2020年よりことばのまわり シリーズとして、サイズもコンセプトも素材も異なる数々のドローイング作品をギャラリーをはじめ大規模公共空間や野外などで展開している。
2021 ことばのまわり ~10年目を歩く~ ギャラリーオフグリッド/福島
2021 ことばのまわり ~船とゆく~ グランシップ・静岡県アーツコンベンションセンター/静岡
2020 ことばのまわり ~港をあるく~フェルケール博物館/清水
2020 ことばのまわり アートカゲヤマ/藤枝
2008年にくじびきドローイングワークショップを発案。言葉と絵のリレーで、美術と社会をやわらかくつないでいる
公式ホームページ
乾久子の仕事 http;//hisakoinui.com
くじびきドローイングのすべて http;//kujidoro.net
- 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開催内容の変更、延期等の可能性があります。
- 入館時の手のアルコール消毒、検温、マスクご持参の上の着用にご協力お願いいたします。
- 会場内の様子の写真が鴨江アートセンターのウェブサイトなどに掲載されることがあります。
イベント情報
開催日 | 2022年3月5日(土) - 3月16日(水) |
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開催時間 | 9:00~21:30(※3/7、3/8は休館日です。開館時間中いつでもご覧いただけます。) |
会場 | 鴨江アートセンター 1階ロビー |
主催 | 浜松市鴨江アートセンター(指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ) |