※情報更新※ 2026年度の募集要項を公開しました。(2025/11/21)
2026年度浜松市鴨江アートセンター 制作場所提供事業 アーティスト・イン・レジデンス
普段と異なる環境で制作することで新たな表現を生み出そうとするアーティストやクリエイターのために、浜松市鴨江アートセンターの制作場所を無償で提供します。
2026年度は、例年通りの制作場所提供に加え、静岡県立美術館の「移動美術展」事業と連携します。静岡県立美術館での視察・リサーチを希望する作家は、リサーチを踏まえたアウトプット(展示、トークなど形式は任意)を目指して滞在制作するものとします。
<静岡県立美術館より>
採択作家それぞれの関心事に沿ったリサーチを通じて、美術館とのコラボレーションができる日を設けます。静岡県立美術館では、下記例のようなリサーチが可能です。
- 作品の熟覧
- バックヤードや美術館周辺のツアー
- 学芸員との懇談
- その他、作家の希望するリサーチ内容に応談
静岡県立美術館ウェブサイト https://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/
<事前説明会>
日程はウェブサイトにてお知らせします。参加は任意です。
事業内容
| 概要 | 浜松市鴨江アートセンター内の個室を、一定期間、無償で、制作場所として提供します。 |
|---|---|
| 期間 | 前期:2026年5月8日~2026年8月31日 後期:2026年11月1日~2027年2月28日 ※臨時休館などで使用できない期間があります。 |
| 事業内容 | ・浜松市鴨江アートセンター内の個室を、一定期間、無償で、制作場所として提供。 前期:2026年5月8日~2026年8月31日/後期:2026年11月1日~2027年2月28日 ※このうち臨時休館などで使用できない期間が数日あります。 ・制作室及び駐車スペースの使用可能時間は開館時間に順ずる(通常9:00~21:30) ・採用組数:各期間につき最大4組 ・約20㎡の制作室1室と、乗用車1台分の駐車スペースを各組に無償提供。 ・成果発表場所の無償提供(鴨江アートセンター及び木下惠介記念館を利用する場合に限る)。 ・成果発表、ワークショップ、アーティストトーク等の実施サポート ・期間中の活動情報の発信と広報協力(ウェブサイト、SNS、各種メディアへのプレスリリース等) ・制作補助費として一組につき3万円(税込)を支給。 ・静岡県立美術館内におけるリサーチの機会を提供。 ・「鴨江アートセンター アーティスト イン レジデンス賞」(年間1組)に選定された場合、受賞者は翌年度に鴨江アートセンターで10日間程度の活動発表を実施することができる。賞金として10万円(税込)を授与。 |
| 制作室の利用 | 202号室(20㎡)/203号室(20㎡)/204号室(20㎡)/205号室(20㎡) ・「制作にあたっての注意事項」をご確認ください。 ・敷地内全面禁煙です。 ・当館は歴史的建造物です。建物の状態により利用方法を工夫する必要があります。保護にご協力ください。 ・制作室は鴨江アートセンターが割り振ります。退去の際には原状復帰してください。 ・当館では保険加入等の責務は負いません。不測の事態に備えご自身での加入をお勧めします。 ・制作および成果発表等に係る交通費、設営費、運搬費、当館および木下惠介記念館以外の施設等使用料は応募者の負担となります。 ・宿泊施設はありません。滞在先はご自身でご手配ください。 ・制作期間中に撮影した写真や動画を各種媒体で使用させていただくことがあります。ご了承ください。 ・スタッフとの会話は日本語または英語で行われます。 ・来館者や地域の人々との交流に積極的に取り組んでください。 ・鴨江アートセンターの事業に積極的に参加・協力してください。 ・災害等のやむを得ない状況により、事業が変更又は中止となることがあります。 |
| 利用時間帯 | 開館時間に順ずる(9:00~21:30) |
| 採択人数 | 各期間につき最大3組 |
| 応募条件 | ・個人またはグループで制作、活動しているアーティスト・クリエイターであること。ジャンル不問。 ・期間中に成果発表ができること。形式不問。 ・制作・生活にかかるすべてを自身で行うことができること。(補助者の同伴可) ・制作期間中、および終了後の制作報告会、レビュー、寄稿等に協力できること。 ・事業趣旨に同意し、「制作にあたっての注意事項」を順守すること。 ・美術館での視察・リサーチ(資料の参照・インタビュー等)の内容はすべてのご意向にお応えできることを約束するものではないこと。(応募書類にしたがって希望内容の提供可否を決定) ・2026年度の静岡県立美術館との連携について内容を承諾していること。 以上の条件を満たさない場合、利用を制限または中止することがあります。 |
選考方法
選考委員が協議し決定します。結果を応募者全員に通知します。通知は2026年3月中旬の予定です。選考についてのお問い合わせは受け付けていません。
審査員
今村有策(東京藝術大学大学院教授)

アートやデザイン、建築などさまざまなクリエイティブな分野のプロデュース、キュレーションを行う。国内外の若手クリエーターの人材育成、国際文化交流、領域横断で実験的なプロジェクトを推進するアートセンターであったトーキョーワンダーサイトの創設に携わり、2001年の創設から2017年まで館長を務める。2001年から2013年まで東京都の文化行政について知事に助言・進言を行なう東京都参与も兼務し、アーツカウンシル東京の創設をはじめ、東京の新たな芸術文化基盤作りに取り組む。東京オリンピック招致においては文化プログラム作成に中心的な役割を果たす。建築を学び、磯崎新アトリエ勤務を経て、1991-1993コロンビア大学建築学部客員研究員。武蔵野美術大学非常勤講師、PMQ(香港)インターナショナル・アドバイザー、浜松市鴨江アートセンターシニアアドバイザー。これまでに世界文化の家(ベルリン)プログラム・アドバイザリー・ボード、テンスタ・コンストハル・アドバイザー(ストックホルム)、国連大学アドバイザー、名古屋芸術大学特別客員教授などを歴任。現東京藝術大学副学長。
photo: Yumeto Ikegami
梅田英春(静岡文化芸術大学教授/浜松市鴨江アートセンターアートディレクター)

東京に生まれる。国立音楽大学楽理科在学時代にバリのガムラン音楽とワヤンに出会い、ガムラン・グループ「スカル・ジュプン」の設立に参画。卒業後、インドネシア政府奨学金ダルマシスワを得て、1986年から88年の間、バリのインドネシア芸術アカデミー(現インドネシア芸術大学)とタバナン県トゥンジュク村のダランのもとでワヤンを学ぶ。帰国後は、桜美林大学大学院、総合研究大学院大学でバリのワヤンと儀礼に関する研究を行う。沖縄県立芸術大学音楽学部准教授、ライデン大学客員研究員を経て、静岡文化芸術大学文化政策学部教授。専門は民族音楽学。バリのワヤン一座(梅田トゥンジュク・ワヤン一座)を主宰。日本各地でカウィ語と日本語を用いたワヤンの上演を続けるほか、バリ芸術祭やハワイ大学などで海外公演も行う。またガムラン奏者としても活動を行っている。第8回くにたち賞大賞受賞。
村松厚(浜松市鴨江アートセンター館長)

浜松市出身。スウェーデン、デンマーク、オランダ、ドイツ各国に通算10年駐在し、ヤマハミュージックベネルックス(オランダ)社長などを務める。現在、木下惠介記念館館長も兼務。
応募方法
下記①②のとおり、専用の応募用紙と最新のポートフォリオを提出してください。
①応募用紙に入力の上、Eメールにてair@kamoeartcenter.orgまで送付。
②ポートフォリオを送付、持参、または、ウェブ上にアップロードの上EメールにてURLをお知らせください。
・応募用紙は上記からダウンロードしてください。
・ポートフォリオはA4サイズで形式自由です。映像や音の作品の場合は5分以内に編集されたものをインターネット上にアップロードの上EメールにてURLをお知らせください。
・ポートフォリオの返却を希望する場合は切手を貼った返信用封筒を同封してください。
応募期限 2026年1月31日(必着)
提出先 浜松市鴨江アートセンター
〒432-8024 静岡県浜松市中央区鴨江町1番地
アーティスト・イン・レジデンス担当宛て
TEL: 053-458-5360
AIR専用E-mail:air@kamoeartcenter.org
●個人情報の取り扱いについて
お預かりした個人情報は鴨江アートセンターにて適切に管理し、下記の目的以外には使用いたしません。
・審査結果の通知
・制作、広報、成果発表などの事業遂行
・制作期間終了後も事務連絡等で使用する場合があります。
●著作権について
作品の著作権はアーティストに帰属します。
制作開始と同時にアーティストは、浜松市鴨江アートセンターでの制作期間中に制作した作品及び成果発表で発表した作品の様子、並びに、開催したワークショップやアーティストトークなどの事業の様子を記録撮影した写真及び動画を、鴨江アートセンター及び静岡県立美術館が広報等に使用することに同意したものとみなします。
主催:浜松市鴨江アートセンター(指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ)
共催:静岡県立美術館