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桂川美帆  Miho Katsuragawa

1987年東京都生まれ。15歳から油彩画を学び、東京藝術大学工芸科に入学後、様々な工芸技法を学び、主に染色工芸の技法を専門に習得。2015年、東京藝術大学大学院において博士号(美術)を取得。

現在は、染めることで得られる素材自体の発色と、絵の具とは異なる質感に魅せられ、日本最古の防染技法である「ろうけつ染」という表現手法で作品を制作している。

私が表現したい光と湿度、風景観、鑑賞者へのメッセージは、染色という行為が呼び水となっている。染色は物質自体を発色させる行為である。染液が繊維の芯まで染み渡った時、透明度が高く鮮やかな、それでいて重厚な色彩を得られると私は考えている。同時に、素材自体の発色として観る者に強く訴えかけると確信している。柔らかな布の質感と光沢は、各々の記憶の中にある美しい景色の煌めきを呼び起こすだろう。伝統の技術を生かした独自の空間造形作品を展開し、人々の胸を打つような作品を目指し制作に励んでいる。

《活動経歴》

2005年 東京都立芸術高等学校 美術科 卒業
2010年 東京藝術大学 美術学部 工芸科 染織専攻 卒業
2012年  東京藝術大学大学院 美術研究科 工芸専攻 染織研究領域 修了
2012年 東京藝術大学大学院 美術研究科 博士後期課程 美術専攻 工芸研究領域(染織) 入学
2013年 三菱商事アート・ゲート・プログラム2013年度奨学生
2015年 東京藝術大学大学院 美術研究科 博士後期課程 美術専攻 工芸研究領域(染織) 修了
    博士号取得(博美 第479号)
2015年〜2018年 東京藝術大学 美術学部 工芸科 染織研究室 教育研究助手
2015年〜2018年 日本クラフトデザイン協会 正会員
2018年〜 東京藝術大学 美術学部 工芸科 染織研究室 非常勤講師

<受賞歴>

2011年 第50回 日本クラフト展「学生賞」
2011年 東京藝術大学「安宅賞」
2012年 第52回 日本クラフト展「U35賞」
2013年 第2回アートイマジン芸術小品展 入選
2014年 ALBION AWARDS 2014 「金賞」
2014年 8th From Lausanne To Beijing FIBERART BIENNALE EXHIBITION
    「excellent award」
2016年 工芸都市高岡クラフトコンペディション2016 入選
2016年 第52回神奈川県美術展 入選
2019年 工芸都市高岡クラフトコンペディション2019 入選
2019年 AFAF AWARDS 2019 入選
2019年 SHIBUYA ART AWARDS 2019 入選
2019年 第1回ティー・エレメント公募展「特別賞」
2019年 新進アーティスト作品展vol.18 Art Generation「優秀賞」
2019年 第2回全日本芸術公募展 「佳作」

<HP>  miho-katsuragawa.com

吉田実穂 Miho YOSHIDA

風景と、その中に暮らす私たちとの関係に関心がある。
身近な風景は、無意識のうちに心身に連続した一部分、また日常の土台になっている。そして災害や新天地への移動などの変化によって風景との関わりが揺らぐと、自分自身への像も不確かに揺れることがある。
私たち生きるものを取り囲むものもまた、変化する生命そのものではないか。
そんなことを思いながら、シンパシーを感じる風景や自然物をキャンバスに切り取り、歩いた場所を描き、身体を介して再構築を試みる。
人とそれを取り巻く存在の、互いの意識や在り方の交差する視界ー三つ目の視界を探している。

1986  静岡県生まれ
2009  京都精華大学芸術学部造形学科洋画専攻卒業

・個展

2011 「根の音」 conaruギャラリー/静岡
2014 「平地の底の波音」 ギャラリーブランカ/愛知
2016 Oギャラリーeyes/大阪
2019 「間の記憶」 ギャラリー301/神戸
2019 「みどりいろの旅」 iTohenギャラリー/大阪
2020 「色と息」kiki千住東の家/東京

・グループ展

2008  「Still Moveing-その地に触れて-」 春秋館ギャラリー/京都
2012  HANARART 大和八木会場 榎本家/奈良

・レジデンス

2016 Arteles / Haukijärvi,フィンランド

HP:https://totsu-awaumi.tumblr.com/
instagram:https://www.instagram.com/totsu_awaumi/

ウエヤマトモコ Tomoko UEYAMA

1972年生まれ 関西育ち、2019年より浜松在住
音と人・ミミ島 代表、音響作家、サウンドエンジニア

聴覚や視覚や触覚を通して、様々な素材が音となり価値を産む瞬間と音と人との関係に着目し、サウンドインスタレーションやサウンドワークショップ制作。さらに聴覚と視覚(音と映像)の構築方法によって顕になる現実と虚構に着目し、映画・映像音声収録や音声制作も行う。

大阪芸術大学在学中より舞台音響制作に関わる。大学卒業後3年間、大阪の放送局にて音声スタッフ、音響効果アシスタントとしてテレビ番組MAスタジオオペレーター業務に参加。情報科学芸術アカデミー(IAMAS)(現在は情報科学芸術大学院大学)在学中より、映像音楽制作・録音、サウンドアート作品、ワークショップ企画制作を始める。2013年2月、サウンドアート、ワークショップ、環境や映像におけるサウンドデザインを軸に世の中に潜んでいる音と人の関係を探求し表現する会「音と人・ミミ島」設立、現在に至る。2010年ー2015年まで名古屋造形大学非常勤講師。2019年より静岡文化芸術大学デザイン学部非常勤講師。

【経歴】

1995年 大阪芸術大学舞台芸術学科音響効果コース卒業
1995年-1998年 大阪の放送局にて音声、音響効果アシスタント MAスタジオオペレーター業務
1998年 – 映像音声制作・録音業務、サウンドアート作品制作、ワークショップ企画制作を行う
2000年 情報科学芸術アカデミー(IAMAS)アート&メディアラボ科卒業
2003年 情報科学芸術大学院大学(IAMAS) メディア表現研究科修了
2010年ー2015年 名古屋造形大学 非常勤講師
2013年- 音と人・ミミ島 設立・代表
2019年- 静岡文化芸術大学デザイン学部 非常勤講師

【受賞歴】

2000 Prix Ars Electronica 2000 Interactive art 部門 Honorary Mention 受賞

【グループ展(selscted)】

2019  ” Sound Design Factory in Hamamatsu 2019” (浜松市鴨江アートセンター /浜松)
2009  ” Device_art ” (ザグレブ/クロアチア)
2007  ” いまからだ- IAMAS in Tokyo展 ”(スパイラルガーデン /東京)
2004  ” 目から説く展 ” (東京造形大学内付属横山記念マンズー美術館/東京)
2002  ” 第13回石田財団芸術奨励賞受賞記念展 electropti showcase 2002 ”(名古屋デザインセンター/名古屋)
2000  ” Prix Ars Electronica 2000 ”interactive art部門 Honorary Mention受賞 (リンツ/ オーストリア)
2000  ” electropti – あらかじめ失われた未来のために ”(スパイラルガーデン/東京)

【ワークショップ企画・実施 (selscted)】

2019 『プチプチ、サラサラ、ふわふわ音あそび Vol.2』 (Sound Design Factory in Hamamatsu 2019/浜松市鴨江アートセンター/浜松)
2019 『プチプチ、サラサラ、ふわふわ音あそび』(大垣市スイトピアセンター/岐阜)
2015 『ひそひそ楽器をつくろう』ワークショップ (美殿町つくる市/美殿町/岐阜)
2015 『ドウメキのドウノネ探し』ワークショップ (土祭2015/百目鬼川周辺/益子)
2013 『音と見る』ワークショップ 美っくりの庭(キッズプラザ大阪/大阪)
2002  成育医療センターワークショップ(国立成育医療センター/東京)

【映画映像 録音・音声制作 (selscted)】

2019  みちのく潮風トレイル(北部・南部編)紹介映像(名取トレイルセンター/宮城)
2016  映画『幸福は日々の中に。』監督:Werner Penzel, 茂木綾子(渋谷イメージフォーラム 他)
2016 BETWEEN YESTERDAY AND TOMORROW『BYT#03 About the Things May Come to Pass』監督:池田泰教(文化庁メディア芸術 祭 新潟展/新潟)
2015  人力音楽の極北を聴け! 楽譜出版記念イベント『虹機械 公案-001』公開収録
2012  『3 PORTRAITS and JUNE NIGHT』 監督:池田泰教  (土祭/ 飯塚邸蔵 / 益子)
2012  BETWEEN YESTERDAY AND TOMORROW『#02 Hanging in mid-air』監督:池田泰教

【舞台音響 (selscted)】

2017.12  モノローグ・オペラ『新しい時代』作曲/三輪眞弘 演出 映像/前田真二郎(愛知県芸術劇場小ホール/愛知、ザ・フェニックスホール / 大阪)
2016.12 『伊東信宏 企画・構成 レクチャーコンサート 声のような音/音のような声 三輪眞弘作品集』(ザ・フェニックスホール / 大阪)
2008.9-10 dracom祭典2008『はからずも』(京都芸術センター/京都、 森下スタジオ/東京)

WEB:http://www.mimijima.net/
Twitter:https://twitter.com/ue_rapan
Instagram:https://www.instagram.com/?hl=ja

撮影:タン・ルイ

木村充伯 Mitsunori KIMURA

1983年静岡県生まれ。名古屋造形大学で彫刻を学ぶ。「人と動物の関係」をテーマに、人間や他の哺乳類、祖先や子孫のような生死をつなぐものに焦点を当てた作品を木彫、油絵具の彫刻で表現している。 近年は動物や人の「発毛」という状態を再現するために、「毛が生えるパネル」を開発して、哺乳類の毛を作っている。主な展覧会に、ケンジタキギャラリー(名古屋、東京)での個展、「リヨンビエンナーレ2017『Rendez-vous17』」 Institut d’art contemporain(ヴィルールバンヌ、フランス/2017)、「航行と軌跡」国際芸術センター青森(2015)、「Minimi Contrasti」SENSUS – Luoghi per l’Arte Contemporanea(フィレンツェ/2013)、ピエール・ルイジ・タッツィ・キュレーション「小さきものたちの神」カーサ・マザッチョ現代美術センター(サンジョヴァンニ・ヴァルダルノ、イタリア/2009)、主なレジデンシープログラムに、国際芸術センター青森(2015)、韓国国立現代美術館チャンドン・アート・スタジオ(ソウル/2013) などがある。

◼CV(経歴)

1983  静岡県生まれ  
2007  名古屋造形芸術大学大学院環境造形研究修了  
2005  名古屋造形芸術大学彫刻コース卒業
現在、静岡県在住

■主な個展

2019「LOVE」ケンジタキギャラリー(東京)
2018「ここに猿はいない」Do a Front(山口)
2017「Wonderful Days」ケンジタキギャラリー(東京)2016「We Mammals」ケンジタキギャラリー(名古屋)
2015「Wonderful Man」Gallery Kiche(ソウル/韓国)
2014「Above the horizon」ケンジタキギャラリー(名古屋)
2013「Double story」ケンジタキギャラリー(東京)
2011「木村充伯展」ケンジタキギャラリー(東京)
2010「猫の寝方」企画:中村史子、Social Kitchen(京都)
「油を吸う男」ケンジタキギャラリー(名古屋) 
「ジャンプする男」See Saw gallery + cafe(名古屋)

■主なグループ展

2020「第8回札幌500m美術館賞入選展」札幌大通地下ギャラリー500m美術
2019「アイチアートクロニクル1919-2019」愛知県美術館(名古屋)
「日本人アーティスト海外派遣成果報告展」秋吉台国際芸術村(山口)
2018「Before Form」Gallery Kiche (ソウル、韓国)
「Festival GCC」キョンギ・クリエーション・センター(安山/韓国)
2017「リヨン・ビエンナーレ2017『Rendez-vous』」Institut d’art
contemporain (ヴィルールバンヌ、フランス)
「Black, Color – 木村充伯とタン・ルイ」アートラボあいち(名古屋) 
2016「Artistic Practices: Face Up!」アートフェア東京2016(東京)
「6th Exhibition AGAIN-st 平和の彫刻」NADiff Gallery(東京)
2017「江之子島芸術の日々2017-他の方法」マークスタジオ (大阪)
2015「航行と軌跡」青森公立大学国際芸術センター青森 (青森)
2014「Tails」Gallery Kiche(ソウル/韓国)
「黄金町バザール2014」名古屋造形大学黄金町サテライトスタジオ(横浜)
「ミニマル・コントラスト – 木村充伯とタン・ルイ」SENSUS – Luoghi per l’Arte Contemporanea(フィレンツェ/イタリア)
2013「Primordial Essence」アートラボあいち(名古屋) 
「3rd Exhibition Again-st Dependent Sculptureー彫刻を支えるものは
何かー」東京芸術大学(東京) 
「CALL XV」ルイス・アデランタード(バレンシア/スペイン)  
「Seoul Seoul Seoul」韓国国立現代美術館チャンドン・アート・スタジオ
(ソウル/韓国) 
「ソウル国際彫刻フェスタ2013」ハンガラム美術館(ソウル/韓国) 
「アーツ・チャレンジ2013」愛知芸術文化センター(名古屋)2012「Quadri da una collezione」SENSUS – Luoghi per l’Arte
Contemporanea(フィレンツェ/イタリア)
「Wednesdays and fridays with」「Making of」@ カジノ・ルクセンブルクのレオノラ・ビサーニョ・スタジオ(ルクセンブルク)
2012「六甲ミーツアート2012」六甲山(神戸)
2009「木村くんと川見くんと」ケンジタキギャラリー(東京) 
「あいちアートの森」東栄町会場(愛知) 
「小さきものたちの神」カーサ・マザッチョ(サン・ジョヴァンニ・ヴァルダルノ/イタリア)  
「野外・野内研究」みのかも文化の森 野外、美濃加茂市民ミュージアム(岐阜)
2007「City_net Asia 2007、ソウル市立美術館(ソウル、韓国)
2005「字界へ – 隘路のかたち」長久手町文化の家(愛知)

■アーティスト・イン・レジデンス

2018 キョンギ・クリエーション・センター(安山/韓国)
Dia Projects HCMC(ホーチミン)
2015  青森公立大学国際芸術センター青森(青森)
2014  名古屋造形大学黄金町サテライトスタジオ(横浜)
2013  韓国国立現代美術館チャンドン・アートスタジオ(ソウル)

■フェローシップ/ 助成

2018  trans_2018-2019 日本人アーティスト海外派遣枠
秋吉台国際芸術村
KASHIMA 2017 Artist in residence in Ho Chi Minh City
BEPPU PROJECT
2013  アジア・パシフィック・アーティスト・フェローシップ・プログラム
韓国国立現代美術館
2009   愛銀教育文化財団

Website: http://mitsunorikimura.blogspot.com
Instagram: https://www.instagram.com/mitsunorikimura_