3組のアーティストが2025年5月~8月にかけて当館アーティスト・イン・レジデンスで作品制作と発表をします。

青木みのり AOKI Minori
1991年、山形県長井市出身。2016年、東北芸術工科大学大学院洋画研究領域修了。山や自然が持つ「理不尽さ」や「暴力性」、あるいは「災害」といったものをテーマとした絵画・インスタレーションを制作している。主な個展に「黄金の秋、繰り返しの夏」(2025年/十一月画廊/東京)等。主なグループ展に「余白のアートフェア」(2025年/二ツ沼総合公園/福島)、「愚直」(2024年/THE LOCAL TUAD ART GALLERY/山形 )、「山形ビエンナーレ 屋根のない美術館」(2022年/すずらん商店街/山形)等。レジデンス歴に「広野国際アーティスト・イン・レジデンス 鳥小屋プロジェクト」(2023-2024年/福島県広野町)等。
ウェブサイト:https://aokigmbrmsyo.com/
Instagram:@aokigmbrmsyo

手塚好江 TEZUKA Sumie
通常、絵画の最終的なイメージとして残らない下絵や下地層といった「絵画構造の中で見えなくなってしまうもの」を再度可視化させることをテーマとして制作を行なっています。膠絵具の描画層を一度下地層で覆い隠し、その上から油絵具を重ねることで下地層を透化させ、膠絵具の描画層を再度浮かび上がらせています。近年は膠絵具や下地の平面性と油絵の物質感や質量という絵画の構造と、自身を取り巻く社会の構造とに類似性を見出し、ニュースや身近な出来事などからテーマを設定し制作しています。
このような絵画構造を作り出すことで、自身を取り巻く環境や身近な出来事に感じる複雑な二重性を整理し、構造の中で見えなくなってしまうものを再度可視化させようと試みています。
1994年静岡県浜松市生まれ。愛知県在住。
浜松学芸高等学校 美術課程で油画を学び始める。
愛知県立芸術大学美術研究科 博士前期課程を卒業し、同大学で教育研究指導員として勤務。絵画を中心とした作品制作を行う。
主な展覧会歴・受賞歴に2023年 Gap in boundary 境界の隙間で(愛知・アートラボあいち)、2024年 名古屋工業大学F+ART(愛知・名古屋工業大学)、FACE2025入選など。
Instagram:@tz.ssmm

鷲山技研 WASHIYAMA GIKEN
浜松市内のメーカーの元信号処理技術者。2018年頃からオリジナルの電子楽器を制作する「鷲山技研」として活動を開始。デジタル信号処理技術を駆使した楽音生成部とウォルナットの風合いを生かした優しい外観の作品をMaker Faireを中心に発表しています。
・2018年
Ogaki Mini Maker Faire 2018
・2019年
Maker Faire Kyoto 2019
・2022年
Hamamatsu Micro Maker Faire 2022
・2023年
Maker Faire Tokyo 2023
Hamamatsu Micro Maker Faire 2023
・2024年
Hamamatsu Micro Maker Faire 2024
Maker Faire Tokyo 2024
Ogaki Mini Maker Faire 2024
<主な作品>
・弓で弾く鍵盤楽器「key-bowed」
・触れると音が出る木のおもちゃ「マジカル・ウッド」
・物理モデリング音源搭載のトイピアノ「ヴァーチャル・トイピアノ」
blog: https://washiyamagiken.hatenablog.com/
X:@washiyamagiken
YouTube:@washiyamagiken