kac niche collection 2025 露木春那展 (会期:5月15日(木)~7月21日(月・祝))
【関連トークイベント】
kac niche collectionで作品を展示する露木春那さんと、作品を観ながらお話しませんか?
露木春那さんは、「文字」の形とその意味に着目し作品を制作しています。
昨年、台湾での滞在制作を通して、物質的な「文字」としての石碑と、形の残らない話し「ことば」のリサーチを行いました。
今回のトークでは、現地でのリサーチから着想した新作のお話と、台湾の歴史や文化、生活などのお話を伺います。
当日は、台湾のお茶をご用意してお待ちしています。
【アーティストプロフィール】

露木春那 TSUYUKI Haruna
静岡県生まれ。中国美術学院書法系卒業。2018年、東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻修了。他者とつながりながら自由であり続けるための「自分語」を探すことを、日々の営みの中でアートプラクティスとしている。物質的な「形ある文字」と、無色透明な「存在としての文字」のあいだを行き来し、ミクストメディアで表現する。
2024年にはトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)二都市間交流事業プログラムの派遣アーティストとして、台湾・台北市で3ヶ月間の滞在制作を行った。現在は浜松市を拠点に活動。
2018年度浜松市鴨江アートセンター制作場所提供事業アーティスト・イン・レジデンスに参加。
WEBサイト:https://www.haruna-tsuyuki.com/
Instagram:@tsuyuki_haruna
〈主な展覧会〉
2016「International Exchange Exhibition 2016」大邱大学造形芸術大学美術館(韓国)
2016「MMMみなとメディアミュージアム2016」茨城県ひたちなか市(日本)
2016「インヴィジブル:二重螺旋の間」シャンボール城(フランス)
2017「人間人」東京藝術大学オープンアトリエ(日本)
2018「水を得た魚⇄魚を得た水」浜松市鴨江アートセンター・木下惠介記念館(日本)
2019 小沢剛タイニイハウス研究員プロジェクト「やね・せん氏の美術仕事アーカイブ展。約百数十年の約百選」旧谷邸(日本)
2022「HERE AND NOW」浜松市鴨江アートセンター(日本)
2023「目の見えない白鳥さんアートを見に(浜松に)いく」浜松市鴨江アートセンター(日本)
2024「2024 Season 4 Resident Artist Exhibition」寶藏巖國際藝術村(台湾)
〈作品について〉
漢字文化圏における文字が持つ歴史や物語に思いを馳せながら、新しい文字の在り方にも関心を寄せている。文字が書き手と読み手にとって「わたしはここにいる」という意識をつなぎとめる役割を果たし、個人的な自己表現の手段であると同時に、他者との共有や社会の規則の中でしか成立しない点に興味がある。個人的な思索が、やがて普遍的な問いへとつながること。できなさやわからなさを受け入れることで、見えてくる「できること」「わかること」があること。そうした相反する事柄を往復しながら、深く考え続けたいと思っている。


※いずれも参考画像。
露木春那〈水草よりも水草みたい〉More like water plants than water plants themselves , 2018

【kac niche collectionについて】
鴨江アートセンターの階段の踊り場にある4つの飾り棚、“ニッチ”。
昭和3年築の歴史的建築にひっそりとあるこの小さな空間に、当館ゆかりの作家の作品を展示します。開館時間中、いつでも作品を見ることができるスペースです。絵画、イラストレーション、彫刻、工芸、電子楽器など、アートセンターniche展ならではのアートとの出会いがきっとあります。
・会場内の写真が当館ウェブサイトなどに掲載されることがあります。
・トークの途中、実際に階段踊り場に展示されている作品を鑑賞するツアーを行います。階段の昇り降りがむずかしい人は申込時にその旨お伝えください。(館内にはエレベーターが設置されていますが、展示場所へは階段を昇り降りする必要があります。)
イベント情報
開催日 | 2025年5月30日(金) |
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開催時間 | 18:30~20:30 |
会場 | 鴨江アートセンター |
参加費 | 100円(お茶・お菓子つき) |
定員 | 20名(先着順) |
対象 | どなたでも |
主催 | 浜松市鴨江アートセンター(指定管理者:一般社団法人浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ) |
プロフィール
イベント参加について
申し込み方法
予約受付中(2025年5月29日〆切)
お申込みにあたり必要事項をご連絡ください。
メール、電話、窓口にて承ります。
・タイトル、日時「文字のかたち、ことばの行方 〜台湾滞在制作から見えたもの〜」、5/30
・参加者の氏名、よみがな
・電話番号
・開催を知ったきっかけ
浜松市鴨江アートセンター
浜松市中央区鴨江町1番地
窓口:9:00~21:30
TEL:053-458-5360
専用E-mail:event@kamoeartcenter.org