―浜松市鴨江アートセンター制作場所提供事業アーティスト・イン・レジデンス成果発表として開催します―
このたび浜松市鴨江アートセンターではアーティスト・イン・レジデンスで制作した小林明日香さんの作品展「collection room」を開催します。小林さんは約3ヶ月間に及ぶ浜松での生活の中で出会った人、訪れた場所、食べたものなどを記録し作品を制作してきました。作品群は作家自身の感情や主観を内包し、土地の人々も知ることのない都市の姿を見るかのようです。
会場:浜松市鴨江アートセンター 204号室、2階ロビー
作家在室予定日:8/13(土)、14(日)、16(火)、17(水)、21(日)、23(火)、28(日) 13:00~17:00 ※休憩などで一時不在の場合があります
まずドローイングから始める。
または写真 、布、木材、顔料、糸、鉛筆、多くの素材を使いそれらを貼り合わせて繋げてみる。
そうして出来たものを一度撮影、印刷し更に別の作品をつくる。
制作と印刷の工程を何度も繰り返すうちに段々と素材や形状が変わっていく。
不思議なことに、 印刷されただ1枚のコピー用紙となった作品を見ると、他人の作品を見るかの ように客観的に対峙できる 。
始めはただの個人的な記録だったスケッチや写真が少しずつ主観と客観の間を行き来しながら「作品」へと変わっていくように感じる 。
浜松という私にとって初めての場所での生活、スケッチ、写真を撮るという行為はいつも以上に多くの刺激と発見があり、日々その断片をコラージュしながら私的な「記録」として残した。これらの「記録」が「作品」へ変わってゆく過程すべてが一つの作品であると感じる。(小林明日香)
小林明日香 KOBAYASHI Asuka
埼玉県出身。2020年多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻日本画研究領域 修了。個展、グループ展を主に活動。2021年「第8回東山魁夷記念日経日本画大賞展」入選(上野の森美術館/東京都)、小林明日香展「drawing room1」(川口市立アートギャラリー・アトリア/埼玉県)など。
身近な景色をモチーフとし日本画、コラージュ、ドローイングなど様々な手法で絵画作品を制作している。手書きの中に写真を貼り付けたり、自作を撮影印刷し上からドローイングする工程を交互に何も繰り返したり、木製パネルごと彫刻刀で削るなど実験的な制作を試みている。平面上で二次元と三次元のやり取りを組み合わせ、絵画の新たな可能性を追求し、また日本画的な画材を用いた作品写真をコラージュすることで日本画にとっての画材とは何なのかと疑問の提示を試みている。
インスタグラム asuka4842
- 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開催内容の変更、延期等の可能性があります。
- 入館時の手のアルコール消毒、検温、マスクご持参の上の着用にご協力お願いいたします。
- 会場内の様子の写真が鴨江アートセンターのウェブサイトなどに掲載されることがあります。
イベント情報
開催日 | 2022年8月13日(土) - 8月28日(日) |
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開催時間 | 10:00〜21:00 |
会場 | 鴨江アートセンター |
主催 | 浜松市鴨江アートセンター(指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ) |