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2023年度浜松市鴨江アートセンター制作場所提供事業アーティスト・イン・レジデンス

 このたび、浜松市鴨江アートセンターでは当館アーティスト・イン・レジデンスにて浜松での滞在制作をしたアーティスト長谷川望さんの作品展「渡り」を開催します。
 作家は、写実に描いた像は自分の目で見ている像そのものだろうかという問いから、私たちの目に入る全ての中に、見落とされているもの、記憶の中に見ているものが内包されていることをテーマに制作に取り組み続けています。
 本展は、浜松での滞在制作を通して作家の目にとまった風景を絵画やインスタレーションなど様々なアプローチで展開するものです。


<アーティストより展覧会に寄せて>
 私は、私が生活する中で見かけた身の回りにあるものをモチーフとして絵画やインスタレーションを制作しています。それは、道端に咲く花々や、家の中に転がる段ボール箱などです。それらは、私たち都市生活者の生活においては、いわば添え物のように存在し、決してそれ自体には大きな関心が向けられることがないものです。また、現代の都市生活は、そうしたもののために足を止め、細部を観察する時間を許しません。そうした生活の中の些細なものをモチーフとして取り上げ、曖昧さを残した表現で作品にすることで、人々の生活の中での曖昧な認識や記憶、感覚をある種のリアリズムとして視覚的に表現したいと考えています。
 浜松での4ヶ月の滞在制作は私にとって大きな移動を伴うもので、なおかつ浜松に水辺が多く、これまでとは大きく異なる環境での制作になりました。この展覧会では水辺の風景やそこへの移動をテーマとして制作した作品を展示します。(長谷川望)

長谷川望 HASEGAWA Nozomi

新潟県出身。国際基督教大学教養学部、東京大学大学院経済学研究科を終了後、社会人経験を経て2023年にブラウンシュヴァイク美術大学芸術学科卒業、ディプロム取得。現在は同大学の芸術学科マイスターシューラー課程に在籍しながら、ドイツのブラウンシュヴァイクを拠点とし、絵画を中心に版画やインスタレーションなどを手掛ける。2024年には浜松、東京、ドイツ、アイルランドにて個展を予定。

Instagram:
https://www.instagram.com/nozomi_has/
WebSite:
https://www.nozomihasegawa.com/


<関連事業>
オープンアトリエ
2024年2月11日(日)、17日(土)13:30~(各30分間程度)
10名(先着順、申込優先)
作家のアトリエを公開します。お気軽にお立ち寄りください。
時間内出入り自由。申込み多数の場合を除き当日参加OK。

ご来場の皆様へ

  • 会場内の写真が当館ウェブサイトなどに掲載されることがあります。
  • 作品の撮影、SNSへの投稿等については会場内の案内に従っていただけますようお願いいたします。

イベント情報

開催日 -
開催時間 10:00~17:00
会場 鴨江アートセンター
主催 浜松市鴨江アートセンター(指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ)

プロフィール

イベント参加について

申し込み方法

受付終了

【オープンアトリエにお越しの予定のみなさまへ】

会場が狭いため、ご予約を優先とさせていただきます。
予約多数の場合を除き当日参加もOKです。
※展覧会へのお申込みは不要です。直接会場へお越しください。

ご予約にあたり必要事項をご連絡ください。
メール、電話、窓口にて承ります。
・タイトル、日時
・参加者の氏名、よみがな
・電話番号
・学年(高校生以下の場合)
・開催を知ったきっかけ

浜松市鴨江アートセンター
浜松市中区鴨江町1番地
窓口:9:00~21:30
TEL:053-458-5360 
専用E-mail:event@kamoeartcenter.org