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筒描きや型を用いたもち糊での防染の技法で染色作品を制作しているRiel Suzukiさんの展覧会を開催します。4か月間のアーティスト・イン・レジデンスでの制作期間中に出会った植物などをモチーフに、遠州織物(綿)やポリエステルに糊防染を試みた新作、および過去作を加え、歴史的建造物の空間を染めるように大きく展示します。


自然、植物、花。それらが私達に伝えてくれること。
この季節がまた訪れていること。変哲のない日々を繰り返しているなかで少しずつ変わっていくこと。生きていることの強さと儚さ。
そして、自然に共感しながら生きている私達のこと。

美しく咲く時期もあれば、枯れしぼむ日も来るけれど、それは必然で意味があることだと誰かが言う。新しい何かを生むために、そして知らないうちに咲く日までまた、ただ風に揺られて過ごすのだろう。

鴨江アートセンターと浜松市街での日常のなかで出会った花に思いを巡らせたり、記憶を重ねたりして、自然の在る姿から感じる時の流れや儚さに触れた作品を制作しました。(Riel Suzuki)

作家在館日:8/27(火)、8/29(木)を除いて13:00~20:00予定
※台風10号の影響により作家在室予定が変更になる可能性があります。


【染め体験】
作家の作品制作の技法を体験できる時間を設けます。時間内に随時受付、予約不要、直接会場までお越し下さい。後日作家が色の定着作業を行い8/31(土)~9/1(日)に展示します。(作品はお持ち帰りできません)

日時:8/24(土)、25(日)各日13:30~15:30 
場所:当館2階204号室(作家アトリエ)
参加無料

※Riel Suzuki作品やグッズをお求めの方は作家までお声がけください。
不在の場合は1階事務所までお尋ねください。

Riel Suzuki プロフィール

2001年、愛知県生まれ。濃尾平野の自然と心の距離が近い田舎で、自然物や植物、花が持つ美しさやそれらが心身に与える影響に関心を持ちながら育つ。静岡文化芸術大学にて建築を学ぶなかで、様々な素材と手わざに出会い本格的に工芸やアートと向き合い始める。その後1年のフランス滞在を経て、日本人として潜在的に持つ自然意識や特有の美的感覚に強い可能性を感じ、アーティストを志す。

染めとガラスと金属を扱い、自然の持つ美しさや繊細さ、そこから見出す無常観の美学をもとに作品を制作する。染色では、綿やポリエステル生地を糊防染を用いた型・筒描きの技法や刷毛染めで作品を制作している。

Instagram:rielsuzuki

Riel Suzuki「Changeable」(部分)
Riel Suzuki「Changeable」(部分)

イベント情報

開催日 -
開催時間 9:00〜21:30
会場 鴨江アートセンター
主催 浜松市鴨江アートセンター(指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ)

プロフィール