映画、アニメやゲームの中の「人の足音」や「ボールがバウンドする音」、「食べ物を噛む音」など、映像の中の音は後から録音されていることをご存知ですか?
映像に合わせて様々なモノを使って擬似的に音を表現する技術を「フォーリー」と言います。
フォーリーアーティストである滝野ますみさんと一緒に、無声映像に音をつけてみましょう。
今回は、浜松市出身の映画監督・木下惠介(1912~1998)が、昭和初期の浜松で撮影した「ホームムービー(*)」に音をつけます。木下監督はホームムービーを通して、自身の家族の姿や、浜松のまちなみといったかざらない日常から、郊外へのおでかけなどの特別な思い出を記録しました。本ワークショップではひとりの映画監督の私的な映像をかりて、その中にある音を再現するところから、時空を超えてまちの記憶に触れ、昔の浜松のすがたを想像してみます。
*ホームムービーとは…1950年代から70年代にかけて流行した家庭で撮影されたアマチュアフィルムで、家族の様子、自分の住むまち、旅行先の出来事などの思い出を、8ミリや16ミリのフィルムで撮影し記録したもの。
映像提供:木下惠介記念館
《ワークショップのながれ》
13:00-15:00
①フォーリーについての説明
②フォーリー録音(映像をみながら、音をつくる)
15:00-16:00 《休憩》
16:00-18:00
③ミックス(録音した音を映像につけていく)
④みんなで観賞会
*ワークショップ当日に向けて、事前に参加申込をした人に連絡事項があります。申込をする際は、ご連絡のつくメールアドレスを教えてください。
*ワークショップで制作した作品は、後日鴨江アートセンターで展示します。(展示期間:3月中(予定))
《注意事項》
・録音を行うため、音が出やすい素材の服装は避けてください。
・体を動かして音をつくったりします。動きやすい服装でお越しください。
・会場内の写真が鴨江アートセンターのウェブサイトなどに掲載されることがあります。
<お知らせ>
ワークショップ当日は、鴨江アートセンターのお向かいの木下惠介記念館で「木下惠介作品上映会」が開催されます。
お時間に余裕のある方は、ぜひワークショップに参加する前に木下監督の作品をご鑑賞ください。
*映画鑑賞は必須ではありません。
上映作品:『永遠の人』(1961年、107分)
監督・脚本:木下惠介
日時:2月16日(日)10:00~(9:30開場)
会場:木下惠介記念館・アートホール(中央区栄町3-1)
入場料:100円
対象:小学生以上
主催:木下惠介記念館 (浜松市旧浜松銀行協会)
お申し込み:不要。当日受付のみ。上映1時間前より受付開始します。
上映会の詳細は下記リンク先をご確認ください。
https://keisukemuseum.org/2024/08/30/2024-10-2025-3-double-eyes/
イベント情報
開催日 | 2025年2月16日(日) |
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開催時間 | 13:00-18:00 |
会場 | 鴨江アートセンター |
参加費 | 1,000円 |
定員 | 20名(先着順) |
対象 | 小学生以上 |
主催 | 浜松市鴨江アートセンター(指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ) |
アーティスト
滝野ますみ
Foley artist / Sound designer
東京芸術大学音楽環境創造科在学中よりアニメーションのサウンドデザインを手がけ、映画・CM・ゲームなど幅広く活動。
主な作品はアニメ映画『化け猫あんずちゃん』(24)、短編アニメ映画『グレートラビット』(12)、『半島の鳥』(22)、『骨噛み』(23)、実写映画『[窓] MADO』(22)、TVアニメ『ダイナ荘日より』(21)、『忍ばない!クリプトニンジャ咲耶』(23・24)、『いきものさん』(23)など。
またフォーリーアーティストとして映画、ゲームの制作に参加。近年の参加作品として『いぬやしき』『旅猫リポート』『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』『NieR : Automata』『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』などが挙げられる。
イベント参加について
申し込み方法
2024年12月15日より予約受付開始
2024年12月15日(日)9:00~定員に達するまで
お申込みにあたり必要事項をご連絡ください。
メール、電話、窓口にて承ります。
・2/16(日)「効果音ワークショップ×木下惠介ホームムービー」
・参加者の氏名、よみがな
・電話番号
・メールアドレス
・学年(高校生以下の場合)
・開催を知ったきっかけ
浜松市鴨江アートセンター
浜松市中央区鴨江町1番地
窓口:9:00~21:30
TEL:053-458-5360
専用E-mail:event@kamoeartcenter.org