※このワークショップは2日間開催します。
木下惠介記念館(旧浜松銀行協会)の建物は、浜松市指定有形文化財*として登録されています。いつまでも変わらずに残すことができないこのような文化財は、現代の最先端の技術によって保存活用されています。今回は、講師に静岡大学の村野先生をお招きし、現在活用されている3Dでの空間スキャンによる方法に注目します。
1日目は、みなさんのスマートフォンを使って、建物のデザインをよく観察しながら、それぞれがデータにしたい場所をスキャンします。2日目は、技術開発されている企業の方にもご協力いただき、文化財活用やまちづくりなど、幅広い分野で活用されている例(京都府京都文化博物館など)をお聞きします。
*木下惠介記念館(旧浜松銀行協会)の建物は昭和5年建設。浜松市出身の建築家中村與資平の手がけた現存する建物としても大変貴重なものとして登録されています。
●1日目
日時:2025年10月11日(土)10:00 ~12:00
場所:木下惠介記念館(旧浜松銀行協会)、浜松市鴨江アートセンター
内容:・木下惠介記念館に集合。
・記念館見学。
・活動説明後、みなさんのスマートフォンを使って、建物を3Dスキャン体験。
・鴨江アートセンターに移動後、各自撮影したデータを発表、振り返り。
●2日目
日時:2025年10月25日(土)10:00 ~12:00
場所:浜松市鴨江アートセンター
内容:・鴨江アートセンターに集合。
・実際の活用例を聞く。高精細データのVR体験。



【講師】

村野正景(静岡大学学術院情報学領域 准教授)
富士宮市出身。エルサルバドル共和国文化庁考古課(青年海外協力隊)、九州大学助教、京都府京都文化博物館 学芸員(地域連携、Innovate MUSEUM事業担当ほか)などを経て現職。公立小松大学次世代考古学研究センター特任准教授、京都市立芸術大学客員研究員などを務める。
文化資源学やミュージアムスタディーズの観点から、博物館xDX、近代建築xまちづくり、アートx考古学など、文化資源・施設と社会との新たな共働の仕方を考案・企画し、価値創造や地域貢献につながる事業を国内外で実践している。
担当した展覧会に「世界考古学会議京都(WAC-8)開催記念 アートと考古学展〜物の声を、土の声を聴け〜」「京都の画家と考古学-太田喜二郎と濱田耕作-」「近世京都の考古学者たち」「京都府内の学校所在資料展」「辰野金吾没後100年 文博界隈の近代建築と地域事業」など。近著に『京都文化博物館 別館:重要文化財建造物 旧日本銀行京都支店のいま・むかし・みらい』(単著)、『博物館DXと次世代考古学』(野口淳と共編)などがある。
協力:株式会社エリジオン (本社: 浜松市)
・動きやすい服装でお越しください。
・会場内の写真が当館ウェブサイトなどに掲載されることがあります。
イベント情報
| 開催日 | 2025年10月11日(土) - 10月25日(土) |
|---|---|
| 開催時間 | 各日10:00~12:00 (9:45~受付開始) |
| 会場 | 浜松市鴨江アートセンター・木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会) |
| 参加費 | 1,000円(全2回分) |
| 定員 | 20名(先着順) |
| 対象 | 小学5年生以上 ※両日のご参加をお願いします。 |
| 持ち物 | スマートフォンまたはタブレット※事前にScaniverse(スキャニバース)というアプリのダウンロードをお願いします。難しい方は当日お知らせください。https://scaniverse.com/ |
| 主催 | 浜松市鴨江アートセンター(指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ) |
プロフィール
イベント参加について
申し込み方法
受付終了
2025年8月20日(水)9:00~定員に達するまで
お申込みにあたり必要事項をご連絡ください。
メール、電話、窓口にて承ります。
・タイトル、日時「浜松近代の名建築を3Dスキャンしよう!」10/11・10/25
・参加者の氏名、よみがな
・電話番号
・学年(高校生以下の場合)
・開催を知ったきっかけ
浜松市鴨江アートセンター
静岡県浜松市中央区鴨江町1番地
窓口:9:00~21:30
TEL:053-458-5360
専用E-mail:event@kamoeartcenter.org