個展「存在の祭りのなかへ」において絵描き・熊谷隼人が制作した一枚の巨きな絵を軸として、展示空間全体に絵を広げていく即興の制作を、一日かけて行います。当日は演奏や朗読など様々な表現が重なっていきながら、やがてひとつの祝祭の場が形づくられていく、特別な一日となります。
<スケジュール>
13:00〜15:30
第一部「めばえる」 観客参加型ライブコラージュ
空間には、 その日のはじまりから少しずつ描かれていく一枚の絵と、個展で描かれた一枚の絵が、対をなすように置かれてあります。空間の中心には、絵を描くふたりの絵描きがいます。彼女たちと同じようにみんなで絵を描き、木に果実を宿してゆくように、その日描かれていく絵の中にそれらを貼っていきます。
15:30〜16:00
第二部「ふるえる」 朗読と演奏
絵が次第に豊かになっていき、日が徐々に傾いていくころ、ピアノの音が奏でられはじめます。時を同じくして、詩人が宮沢賢治の「マグノリアの木」という短いお話を、そしてこの祝祭にむけられた、幾つかの詩を朗読します。
16:00〜
第三部「めざめる」 ライブドローイングと演奏
絵の中心に最後に残された大きな余白を、このときピアノの演奏と共にはじめて充たしていきます。第三部が終わる時、空間にはふたつの巨きな絵が立ち上がり、祭りは終焉へと向かっていきます。
※時間は若干前後する可能性がございます。
<ゲスト>
中村菜月 絵描き
のなかあやみ 絵描き
池田彩乃 詩人
なつみ ピアニスト
zmi 作曲家
<特別協力>
井上拓紀、加茂歩美、藤澤薫平、牧田沙弥香
当企画は、鴨江アートセンターのアーティスト・イン・レジデンスで制作している絵描きの熊谷隼人さんが、アーティスト・イン・レジデンス成果発表展「存在の祭りのなかへ」を経て、レジデンス期間終了後に主催する特別関連企画です。
イベント情報
開催日 | 2019年3月2日(土) |
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開催時間 | 13:00〜17:00 |
会場 | 鴨江アートセンター 3階 301 |