映画を観て、互いに話す・言葉にすることで、映像に対して一歩引いて接することができます。それは映像のフレーム(スクリーンの内側と外側)を意識することにもつながってきます。そうした場づくりをしている内山さんをお招きし、言葉を介して映画をみてみる時間です。他の方と感想を共有することで、見る人それぞれの視点を交換しましょう。
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堀禎一
【今回見る映画】
内山さんが常に監督とともに行動し制作に携わった作品を見ます。浜松市天竜区の山深い集落“奥領家大沢”を撮影したドキュメンタリーです。
『天竜区旧水窪町 祇園の日、大沢釜下ノ滝』(2014/27分)
制作:内山丈史 監督:堀禎一
6月、祗園祭の日に合わせ年に一度だけ花火を楽しむ「ぎおん」という風習や、町の中心部を流れる水窪川の様子を捉える。「天竜区」シリーズで最初に完成した作品。
- 「天竜区シリーズ」について
「天竜区シリーズ」は、浜松市天竜区奥領家大沢でのドキュメンタリー作品。2012年夏、映画批評家の赤坂太輔氏を通じて知り合った映画監督の堀禎一氏と内山氏が制作。2013年6月より大井川流域、天竜川流域のロケハンを平均して月2回程度の割合で始める。同年9月のある日の夕暮れ、偶然たどり着いた天竜区奥領家大沢集落、集落の眼前にそびえる残日に照らされた麻布山の姿、集落の道を歩く女性の姿を目にし、二人とも深く心うたれる。その後も天竜区内のまだ訪れたことのない集落を中心にロケハンを続ける。同年、カメラを一度も人に向けることがないまま、大沢を中心としたロケハン・テスト撮影を翌年2014年の4月末まで続ける。以後、月1回のペースで大沢集落に通い、本格的に撮影を行う。
「天竜区シリーズ」には、
『天竜区奥領家大沢 別所製茶工場』(2014)
『天竜区旧水窪町 祇園の日、大沢釜下ノ滝』(2014)
『天竜区奥領家大沢 夏』(2014)
『天竜区奥領家大沢 冬』(2015)
『天竜区旧水窪町 山道商店前』(2017)の5作品がある。
過去にアテネ・フランセ文化センター、神戸映画資料館、ポレポレ東中野、山形国際ドキュメンタリー映画祭2017で上映された。
イベント情報
開催日 | 2018年3月21日(水) |
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開催時間 | 13:30〜15:30 |
会場 | 鴨江アートセンター |
参加費 | 無料 |
定員 | 20名(先着順) |
対象 | どなたでも |
主催 | 浜松市鴨江アートセンター |
話題提供者
内山丈史
1987年生まれ。袋井市出身・在住。
大学時代から上映会を企画し、卒業後、各回のテーマに沿った映画を紹介しながら、参加者と感想を話し合うワークショップ「映画☆おにいさんのシネマ・カフェ」を主宰、これまで静岡県内で20回以上行う。浜松市天竜区奥領家大沢集落でのドキュメンタリー作品「天竜区シリーズ」(監督:堀禎一)制作。
映画☆おにいさんのブログ「GO!GO!L'ATALANTE!!」
http://gogolatalante.hatenablog.com/
イベント参加について
申し込み方法
受付終了
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