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2025年度浜松市鴨江アートセンター制作場所提供事業アーティスト・イン・レジデンス

電子楽器開発の最前線で、楽器と人々を見つめてきた鷲山技研。アーティスト・イン・レジデンス成果発表として作品展示とライブ・トークを開催します。

鷲山技研コメント

MIDIという美しく緻密な規格の誕生は、電子楽器にとってまさに革命的な出来事でした。音をデジタルで記述する方法が確立されたことで、音楽は「データ」として自由に編集・生成・共有できるものとなり、パソコン一台で誰もが楽曲をつくれる時代が訪れました。私自身も、その恩恵を大いに受けてきた一人です。しかし同時に、音楽や電子楽器がMIDIに強く依存し、「記号」として扱われるようになったことで、そこからこぼれ落ちてしまう何かがあるようにも感じています。

今回のレジデンスでは、MIDIがもたらした可能性と、MIDIという枠組みでは捉えきれない「演奏すること」「表現すること」を、あらためて見つめ直してきました。本展では、MIDI的な発想を活かした作品と、それを超えて「演奏する」という身体的な行為そのものに重きを置いた作品、その両方を展示します。
展示やライブを通じて、これらの楽器が持つ不思議さ、不自由さ、そしてその可能性を、感じ取っていただけたら嬉しく思います。(鷲山技研)

<作品展示>
楽器作品に触って音を出したり、試奏したりできます。
作家による実演もあります。
日時:8/29(金)~8/31(日)10:00~19:00
*8/30(土)15:00~19:00はライブとトークのため展示をクローズします。
会場:浜松市鴨江アートセンター201号室

<鷲山技研 ライブとトーク>
作家による楽器作品の演奏と、制作背景などについての解説トーク。
日時:8/30(土)17:30~ 1時間程度
会場:浜松市鴨江アートセンター201号室
無料/申込優先

鷲山技研 WASHIYAMA GIKEN

浜松市内のメーカーの元信号処理技術者。2018年頃からオリジナルの電子楽器を制作する「鷲山技研」として活動を開始。デジタル信号処理技術を駆使した楽音生成部とウォルナットの風合いを生かした優しい外観の作品をMaker Faireを中心に発表しています。

・2018年
 Ogaki Mini Maker Faire 2018
・2019年
 Maker Faire Kyoto 2019
・2022年
 Hamamatsu Micro Maker Faire 2022
・2023年
 Maker Faire Tokyo 2023
 Hamamatsu Micro Maker Faire 2023
・2024年
 Hamamatsu Micro Maker Faire 2024
 Maker Faire Tokyo 2024
 Ogaki Mini Maker Faire 2024

<主な作品>
・弓で弾く鍵盤楽器「key-bowed」
・触れると音が出る木のおもちゃ「マジカル・ウッド」
・物理モデリング音源搭載のトイピアノ「ヴァーチャル・トイピアノ」

blog: https://washiyamagiken.hatenablog.com/
X:@washiyamagiken
YouTube:@washiyamagiken

イベント情報

開催日 -
開催時間 10:00~19:00(関連事業の開催時間は上記をご覧ください)
会場 鴨江アートセンター
主催 浜松市鴨江アートセンター(指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ)

プロフィール

イベント参加について

申し込み方法

受付終了

 「ライブとトーク」は申込優先です。
お申込みにあたり必要事項をご連絡ください。
メール、電話、窓口にて承ります。
・タイトル、日時
・参加者の氏名、よみがな
・電話番号
・学年(高校生以下の場合)
・開催を知ったきっかけ

浜松市鴨江アートセンター
浜松市中央区鴨江町1番地
窓口:9:00~21:30
TEL:053-458-5360 
専用E-mail:event@kamoeartcenter.org