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アーティスト・イン・レジデンス参加作家の婦木加奈子さんが、浜松滞在中に暮らす住まいの空間へみなさんをお招きします。

浜松では7月の新盆に行われる、親戚やご近所の初盆の家を訪ねてお参りをしてまわる「盆義理」という風習があります。お盆の当日は街中が喪服姿の人であふれ、あちこちで渋滞が起こるほど。初盆を迎える家は自宅に華やかな祭壇を作り、無形民俗文化財である「遠州大念仏」の太鼓や笛の音でにぎやかに供養を行います。

そんな独特なお盆の文化が根付いた浜松の街の片隅の、アーティストが生活する小さな家で、私的な体験をもとに解釈したお盆の儀式を行います。鴨江アートセンターから自転車で10分ほどの場所にある二軒長屋の西側の部屋を借りて暮らす婦木さんが、そこでの生活の中で見えてきた小さな歴史、個人的な出来事、現実的な問題を「お盆」を通して語ります。当日は迎え火を焚き、布をもちいた彫刻表現に取り組む婦木さんが作り上げた盆飾りや祭壇の前で、食事を囲みながらアーティスト・トークを行います。

※盆義理と同じようにご都合のいい時間にボチボチおいでください。食事を囲みながらのアーティストトークは18:30頃からを予定しています。
※準備のため参加申込をしていただけると助かります。

婦木加奈子 プロフィール

ある典型的な彫刻を象徴する「場を支配する圧倒的な存在感」「不動性」「不変性」「唯一性」「自立」「重さ」などといったある種の「絶対的」とも思える性質に対して、身近な世界の中で「相対的」に存在する彫刻のあり方を模索しています。
彫刻を身につけること、外へと持ち出し周辺の環境の中へと置くこと、汎用的で軽やかな素材や手芸的な制作手段を用いること、などの方法をとおして「彫刻」や「作品」のもつ「絶対性」を解体することを試みています。

兵庫県生まれ、東京都在住。2019年金沢美術工芸大学美術科彫刻専攻を卒業後、2020年 チェルシーカレッジオブアート グラデュエートディプロマファインアートコース修了。
主な展覧会歴・受賞歴に2022年「第1回MIMOCA EYE / ミモカアイ」審査委員個人賞(杉戸洋賞)(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 / 香川)、2022年 個展「TOKAS-Emerging 2022『ストレンジャー』」(トーキョーアーツアンドスペース本郷 / 東京)、2022年 個展「花盗人」(恵文社一乗寺店ギャラリーアンフェール / 京都)など。

ウェブサイト:https://www.kanakofuki.com/
instagram:https://www.instagram.com/kanakofuki/

  • 参加時の写真が鴨江アートセンターのウェブサイトなどに掲載されることがあります。

イベント情報

開催日
開催時間 18:00〜20:00(途中入退場自由)
会場 アーティスト宅 ※ご参加の方には開催の数日前にメール添付にて地図(PDF)を送付します。
参加費 無料
定員 同時に最大10名ほど
対象 どなたでも
主催 浜松市鴨江アートセンター(指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ)

プロフィール

イベント参加について

申し込み方法

受付終了

お申込みにあたり必要事項をご連絡ください。メール、電話、窓口にて承ります。

・タイトル、日時「7/13 婦木加奈子「迎え火」」
・参加者の氏名、よみがな
・電話番号
・メールアドレス ※開催の数日前にメール添付にて地図(PDF)を送付します。
・学年(高校生までの方)
・開催を知ったきっかけ

浜松市鴨江アートセンター
浜松市中区鴨江町1番地
窓口:9:00~21:30
TEL:053-458-5360 E-mail:k.a.c@kamoeartcenter.org