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2022年度浜松市鴨江アートセンターアーティスト・イン・レジデンス賞展覧会

このたび浜松市鴨江アートセンターでは、当館アーティスト・イン・レジデンス賞(2022年度)を受賞された長島勇太さんの展覧会を開催いたします。作家が今作の制作場所として関心を寄せたのは木下惠介記念館・旧浜松銀行協会(浜松市中区)。映像、写真、音、オブジェを媒介にしたインスタレーション作品を公開いたします。

<作家より> 
 今回の作品『グレー、色彩が失われた世界で』は、白と黒の中間色のグレー、灰色がテーマになっています。灰色そのものではなく、灰色の持つイメージや意味が、ここ浜松で生まれた映画監督の木下恵介やこの記念館に主に関連づけられ、展示空間に拡がっていきます。
 この作品では、私個人が思う、世界(=心)から色彩が失われた時の記憶や状況、またそれとは異なる別の可能性を扱っています。いつの時代も私たちを損なう「グレー」にまつわる6つのストーリーを、時系列で進む25分ほどのインスタレーションとして展開しています。(長島勇太)

<関連イベント>
長島勇太アーティストトーク
作品について作家にその背景や制作の経緯をお伺いします。申込不要、参加無料、お時間になりましたら直接会場へお越しください。先着49名様に作品に関連した品を差し上げます。
日時:2月3日(土)14:00~(13:45開場、トーク30分間程度)
会場:浜松市鴨江アートセンター1階ロビー(浜松市中区鴨江町1番地)
*トーク会場(鴨江アートセンター)と展覧会会場(木下惠介記念館)は、通りを挟んで向かい合わせに立地しています。

長島勇太 Yuta NAGASHIMA

1979年東京生まれ。東邦大学、イメージフォーラム映像研究所、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー、京都造形芸術大学を卒業。東京藝術大学大学院映像研究科中退。
近年の個展に『standing on the shoulders of Giants』(浜松市鴨江アートセンター、静岡、2023年)、『Parallel Processing II』(ギャラリーなつか、東京、2022年)がある。
主なグループ展に『第1回ECA展』(東京都美術館ギャラリー、東京、2023年)、『はじまりの残像』(ソニーイメージングギャラリー銀座、東京、2022年)、『AMUSE ARTJAM 2009』(京都文化博物館、京都、2009年)、『第3回日韓現代美術交流 純情の衝突』(Moran Gallery Seoul、韓国、2008年)、『ArsElectronica Campus Exhibition』(オーストリア、2004年)がある。
また、アンビエントミュージックの楽曲制作(Yuta Nagashima 名義)では、3枚のソロアルバムと1枚のコンピレーションを国内外のレーベルからリリースしている。最新作はカリフォルニアのDarla Recordsよりリリースの『Blue Hydrangea』。
ウェブサイト:https://ngsm.jp

ご来場の皆様へ

  • 展覧会会場は鴨江アートセンター前の道路を挟んで向かいに立地しています。
  • 1/29(月)は会場の休館日にともない展覧会もお休みです。
  • 会場内の写真が鴨江アートセンター及び、木下惠介記念館のウェブサイト等に掲載されることがあります。
  • 会場内は暗くなっています。足元にお気をつけください。

イベント情報

開催日 -
開催時間 10:00 ~17:00(最終入場16:30) *1/29(月)休館
会場 木下惠介記念館(旧浜松銀行協会)
参加費 入場無料  *木下惠介記念館の常設展は有料(一般100円)
主催 浜松市鴨江アートセンター(指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ)
協力 ふちゅうロケーションサービス

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