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常に革新的な映像表現を求めて、実験精神にあふれる作品を生み出してきた、映画監督・木下惠介。1951年に日本メジャー映画初の総天然色(カラー)映画『カルメン故郷に帰る』の製作に成功した木下監督は、その十年後、『笛吹川』(1960年)で、それまでにだれも見たことのない映画の色彩表現に挑みます。そのユニークな手法とは、白黒映画に、一部あとから色付けをするというもの。

こま撮り動画(ストップモーションムービー)をつくるアーティストのすずしさんによる、手描きの白黒のアニメーションフィルムに、色鉛筆で色を塗って、木下惠介監督の色彩表現を体験してみましょう!

※予約不要。会場へ直接お越しください。
※小さいお子様は保護者とご一緒にどうぞ。
※会場は無人です。用意されている材料、道具をご自由にお使いください。

すずし《巳年》※参考映像

参加者のみなさんが色をつけたフィルムは、後日こま撮りしてアニメーション作品になります。

完成した作品は、木下惠介記念館にて放映します。

※本ワークショップで制作した作品は木下惠介記念館での放映後、鴨江アートセンターと木下惠介記念館のウェブサイトと公式SNS、動画配信サービスなどで公開する可能性があります。


【アーティスト・すずしさんと一緒につくって知ろう!】

日時: 2025年7月26日(土)13:00-15:00
会場:浜松市鴨江アートセンター1Fロビー

こま撮りアニメーションをつくるすずしさんが会場にいます。すずしさんと一緒にアニメーションに色をつけてみましょう。


【ワークショップでつくる作品の放映】
放映期間(予定): 2025年8月26日(火)~31日(日)
会場:木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)1F


【作品】

©松竹 1960

『笛吹川』

1960(昭和35)年、117分、特殊カラー、シネマスコープ

監督・脚色:木下惠介/原作:深沢七郎/撮影:楠田浩之/音楽:木下忠司

出演:高峰秀子、田村高廣、市川染五郎(二代目松本白鸚)、岩下志麻、中村萬之助(二代目中村吉右衛門)

 『楢山節考』に続く深沢七郎原作で、戦国時代を舞台に、笛吹川のほとりに住む貧農一家の5世代にわたる約60余年の物語を描いた年代記。
モノクロフィルムに部分的に色を焼き付ける手法を用いて、自由に着色されています。山や川や空、そして人物の顔やセットや小道具に至るまで、既成概念にとらわれない色使いで彩られており、木下監督の柔軟な発想が伺えます。


【アーティスト】

すずし

浜松市生まれ。浜松市在住。箏奏者。

ふろくつきのzineを作ったり、工作したり、ゆるいこま撮り動画やアニメーションを作ったりしている。

吉田朝麻氏とともに「箏」の音色と電子音が融合するエレクトロユニット「オコトロン」を結成したり、
リソグラフ等の印刷物制作ができるパブリッシングスタジオ「プスプス byZING」を二人で運営中。

アーティストが集まった「そろそろ art in progress」のメンバーとしても活動中。


・会場内の写真が鴨江アートセンターおよび木下惠介記念館のウェブサイトなどに掲載されることがあります。

イベント情報

開催日 -
開催時間 9:00~21:30
会場 鴨江アートセンター 1階ロビー
参加費 無料
定員 なし
対象 どなたでも
持ち物 なし
主催 浜松市鴨江アートセンター・木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)[指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ]

プロフィール