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 このたび鴨江アートセンターでは菅澤薫さんの作品展「みちたりて、ひかり」を開催します。
 菅澤さんは、感情の影響をうけて生まれる身体の感覚を絵画に描くことで表現しています。人物の肌の部分にはテンペラと油彩の混合技法が用いられ、油絵具のみでは表せない繊細な肌の質感が作り出されています。絵画の中では血の通った肌を持つ人物とストッキングが組み合わされて描かれ、一言では言い表せない複雑な感情を思い起こさせます。
 本展では光のうつろいが異なる2つの会場で作品を発表します。それぞれの作品の表情をお楽しみください。

<アーティストから展覧会によせて>
展覧会タイトルの“みちたりて”には、‘みちたりてほしい’(願望)と ‘みちたりた’(充足感)の2つの意味が掛け合わされています。人生はこの2つを行ったり来たりするものかもしれません。それらの過程で紡がれるさまざまな感情を感じ取っていただければ幸いです。(菅澤薫)

<作家在室日>
2月11日(土)、12日(日)、19日(日)

<会場>
会場1 浜松市鴨江アートセンター2階202号室
会場2 木下惠介記念館2階 旧喫煙室
※木下惠介記念館は月曜休館です。
※会場となる両館は道路を挟んで向かい合わせに立地しています。
※木下惠介記念館の常設展をご覧になりたい方は窓口で入場料(一般100円)をお支払ください。

アーティストプロフィール 菅澤薫

一言では括れない複雑な感情やそこから派生する身体の感覚を、人と主にストッキング・浴槽を組み合わせて、テンペラと油彩の混合技法を用いて表現している。

<略歴>
1989年埼玉県生まれ。
2019年筑波大学大学院で博士号(芸術学)取得。
現在、浜松学院大学短期大学部(幼児教育科)専任講師。
<入選・受賞歴>
2015年 第2回CAF賞展 入選(3331 Arts Chiyoda/秋葉原)
2015年 第2回TERRADA ART AWARD入選(T-art gallery/天王洲アイル)
2016年 明日をひらく絵画 第34回上野の森美術館大賞展 優秀賞(彫刻の森美術館賞)(上野の森美術館/上野)
2017年 FACE展 2017 損保ジャパン日本興亜美術賞展 入選(’18)(東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館/新宿)
2021年 第23回雪梁舎 フィレンツェ賞展 佳作(雪梁舎美術館/新潟、東京都美術館/上野)
<スカラシップ>
2015年 公益財団法人佐藤国際文化育英財団 平成27年度 第25期奨学生
2015年 第30回ホルべイン・スカラシップ 奨学生
<個展>
2018年 菅澤薫個展『想いの欠片』(アートもりもと/銀座)
2019年 菅澤薫個展『歪な巣』(コート・ギャラリー国立/国立)
2021年 菅澤薫個展『密やかな巣』(アートもりもと/銀座)
その他、グループ展多数

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  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開催内容の変更、延期等の可能性があります。
  • 入場時の手のアルコール消毒、検温、マスクご持参の上の着用にご協力お願いいたします。
  • 入場時の写真が鴨江アートセンターのウェブサイトなどに掲載されることがあります。

イベント情報

開催日 -
開催時間 浜松市鴨江アートセンター会場10:00~21:00/木下惠介記念館会場10:00~17:00
参加費 展覧会入場無料
主催 浜松市鴨江アートセンター(指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ)

プロフィール